動物図鑑No.33

ホホジロザメ

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分類: 軟骨魚類 > サメ目 > メジロザメ科 (Lamnidae)
生息地: 温帯から亜寒帯の沿岸および外洋域。南アフリカ、オーストラリア南東岸、カリフォルニア沖、日本近海などが代表的な生息域。水温は12〜24℃の範囲を好む。
体長: 通常4〜5.5メートル、最大は7メートルを超える記録もある。
体重: 680〜1,100キログラム。
寿命: 推定30〜40年、成熟は約15年で遅い。
食性: 海洋哺乳類(アザラシ、イルカなど)、魚類、海鳥など多様な獲物を捕食。強力な顎と鋭い歯で獲物を切断し、効率的に捕食する。
習性: 優れた狩猟能力を持ち、獲物に忍び寄って急襲する戦略が特徴。単独行動を好むが、餌場では他の個体と遭遇することもある。
特徴: 体色は背面が灰色〜青黒色、腹部は白色で明瞭なコントラストを持つ。これにより上下からの視認性を減少させる保護色効果がある。
天敵: 成体はほぼ天敵なし。幼体は大型のサメやクジラ類に襲われることがある。
豆知識: ホホジロザメは非常に敏感な側線系とロレンチーニ器官を持ち、獲物の心電活動や振動を検知可能。世界各地での保護活動が進められているが、捕獲や環境汚染による影響も大きい。
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